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不動産業に挑戦!先輩の声 vol.2
~オフィス花山手龍 内山哲郎氏~

宮崎県で不動産業を始めたい、興味があるという方へのお役立ちコラム。今回は、宮崎市で不動産業を営む内山哲郎さんにお話をお聞きしました。

Q:不動産業を開業する前は?

A:大学卒業後に都城市の農業系企業に就職し22年、勤めました。

Q:転身のきっかけは?

A:マンション購入に失敗した経験から家を建てようと決心。5年ほどかけて家を建てました。その時に自分で土地や工務店を探し、建築も勉強しながら家づくりをしたら不動産業に興味がわいたんです。本格的に勉強したいと思い、都城市内の宅建塾に通い始めました。開業は43歳でした。

Q:開業の際の決め手は?

A:不動産業に必要な資格と宅建塾の先生。今でも私の師匠です。資格は、その時に薦められた主な資格を5年かけて取りました。開業は定年後でも良いのでは?と言われたのですが、バリバリ働ける今だ!と思い、自分の気持ちで決めました。

Q:不動産業の面白さは?

A:マイホーム購入のお手伝いは、誰かの夢を実現させていく事だと思います。そんな仕事って幸せですよね。

Q:思い出深いお取引は?

A:開業して12年目になりますが、ここ3年ほど毎年3~4件、以前お取引をしたお客さまからまた、依頼が入るように。「物件購入の時によくしてもらったから次もあなたに頼むと決めていた」と聞いて感激しました。

Q:営業はどのように?

A:Webです。PCが得意でしたから特徴あるHPを作って集客しようと思い、HP制作業者の選定に時間をかけました。おかげでお客さまの9割がHPからです。また、基本的なこととして物件の見学時は早く現地に着き、環境を万全に整えるなど、お客さまが感じる第一印象を含め心地よい接客ができるように心がけています。

Q:今後の目標は?

A:いつか自社ビルを建て、従業員を雇いたいです。

Q:不動産業を営む上で大切なことは?

A:誠意。人に対して親切、丁寧に接し、礼を尽くすこと。

Q:不動産開業に興味のある方にメッセージを!

A:宮崎県宅建業協会では、不動産業開業支援セミナーを開催しています。まずは足を運んでみてください。不動産業開業までの体験談など具体的な話を聞けばご自分の状況に合わせた「この先」をイメージできると思います。知り合いも作れますし、開業についての不安も業界の横のつながりで解消できることもあります。一歩踏み出すための貴重な経験になりますよ。

自然素材を使った住まいにこだわる内山さんのオフィスは、飫肥杉をふんだんに使用。木の香りが心地よい空間でした。ご協力ありがとうございました。

内山哲郎

【プロフィール】
内山哲郎(うちやまてつろう)昭和39年6月11日生
宮崎県宅地建物取引業協会 理事 開業支援特別委員会 副委員長
宮崎大学卒業。農学部だったこともあり家庭菜園が趣味。その他、必ずカスタマイズして乗るほど車好き。

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